敗北の語源について

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今日ある本を読んでいて「敗北」という文字が出てきた。

普通ならなんとも思わないのだが、この文字をここ最近あまり見ていなかったせいか、見た瞬間に敗北の「ぼく」って北だったっけ、とかふと思った。


で、ネットで調べる前に少し自分なりに考えてみた。

敗北…えーと、
敗れる…北…

ぴーん!


戦争に負けて北(蝦夷とか?)に逃げる様子から来た言葉か!
おーこれ結構いい線いってんじゃね?


…調べた。



はいぼく【敗北】
 
( 名 ) スル
〔「北」は逃げる意〕
①
戦いに負けること。 ↔ 勝利 「善戦空しく-する」
②
戦いに負けて逃げること。敗走。 「城郭固めなく,官軍-の間/太平記 4」
†大辞林 第三版の解説


だからなんで北が逃げる意になるんだよ。
そこが知りたいんじゃい。



同じようなことを考えている人がいたようで、教えて!gooで質問があった。

その中の答えの一つに、
「北」という漢字はもともと方角ではなく、背中を向ける、という意味だったそうです。
形も左右対象で、なるほど背中合わせ。
今は肉体を示す「月」が下について「背」って漢字を使いますが。

という回答があった。


人の言葉をまま鵜呑みにするほど純粋な人間ではないが、
「北=背を向ける」
という意味だったと言うこの回答には、
なるほどそうかも、と思ってしまった。

例えば、
暖炉に向かうと暖かい=その時寒い方に背が向く。
背=寒い
寒い方角=北


自分の中でなんとなく繋がった気がした。

それが実際にあってるのかはわからんが自分なりに納得できればOKなタイプです。




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話は変わるが、
人は信じたいものを信じる生き物だ、と何がで目にしたことがある。
そして実際その通りだなーと思う。

今やネットでは様々な情報で溢れている。
真実、うそ、うわさ、予想、勘違い、悪意を持ってあえて…などなど。


自分にそれを見抜く力がある、ということを言ってるんじゃなくて、
ネット情報ってのは鵜呑みにするのは止めた方がいいなーってことが言いたい。
まあ別にネット情報に限定しないけど。
今の時代、人の口から聞いたことでも遡っていくと結局はネット情報だったりするし。


そういえば以前、会社ですごく知った風なことを言う子がいた。
自分の体験じゃなかったりするようなこと、まんまネットに載ってるようなことを、さも自分の目で見てきたかのように堂々としゃべるしゃべる。

これにはあきれるを通り越して感心した。


思うに、何かに"自信がある"ってのは才能だと思う。
例えそれが勘違いからくるものであったとしても、だ。
勘違いするのも才能の一つだと思う。

しかし世の中ってのは偉大な教師で、ただの勘違いからくる自信で実力が伴っていないものだったら大抵どこかで打ち砕かれる。
生きていく中のどこかで。
きっとそういうものなのだろう。

だが何事にも例外というものがあって、
まれに勘違いしたまま50、60、70歳を迎えるような人がいる。
たまたま打ち砕かれなかったか、あるいは打ち砕かれたことをなかったことにしてきたか、真に実力がある人だったか。

ここまでいくともはやそれはそれで一つの才能というか、もっと言うと運命というか人徳というか、そういうものすら感じる。


それでずっと最後までいけるのならば。


こういう人をねじ伏せるのはとても面白かったりする。
もっともかわいそうだから滅多にしないけど。

というかその歳までよくそれで生きてこれたなと素直に感心したりすることの方が多い。

それに、それなりに歳をくっていたらもう正直になれないというか、もはや引き返せないものがあるんだろう。
打ち負かしたとしても十中八九それで反省するようなことはない。

まあ実際のところ上記のような人のほとんどは、打ち負かさなくても、既に人生の途中で"勘違いからくる自信だった"、と気がついているように思う。
認めたくないだけで。


だからか知らんがこういう輩は、大抵はある程度相手をみてしゃべってることが多い(年寄りはそうでもないなあ)。
ちょっと知恵があるやつはそういうのをあまり見せてくれない。
叩かれることがわかってたりするから。

まあ、
騙せている、と確信的なものを持って自信を持ってしゃべっているその姿ははたからみると実に滑稽であるが、一方でどこかしら感心するところがあったり、尊敬できる部分があったりする。
事実うまく騙されている人がいることも確かだ。

まああとで裏で話を聞くと「合わせてただけだよー」という大人な対応をしている人も多いが。


騙す騙されはまあ置いておいて、
勘違い⇔妙な自信
の繰り返しの中で人は成長するんじゃないだろうか。
成長というか、その人の人間的な形成がなされて決定していくというか。

勘違いと妙な自信と、失敗、挫折、成長。
このとき成長の伸び幅が大きい人ってのが"残る人"だと思う。
頭が良いとか悪いとかはもちろん才能であるが、ここで残れてはじめて才能があると言えると思う。



あと、何かを「好きになる」ってことの一番の要素(原因?きっかけ?)は、それについて、
人より優れていると一度でも思っちゃったことがあるってことなんじゃないだろうか。

これもある種の勘違いというか、たまたまその場に自分より優れているものがいなかっただけというか。

もっと言うと、
その場に自分より劣っているものが一人以上居ただけなんじゃないか。

これは結構的を得てる気がする。


好きになることや興味を持つこと自体が才能だという人がいる。
ホントその考えには共感するよ。
ただちょっと言葉を省略しすぎだと思うがね。



…と、まあこんなことを突き詰めていったところで幸せにはなれないのでこの話はこの辺でやめとこう。



ここまで書いて結局何が言いたかったかというと、
要は、
自分で見て、聞いて、それが正しいかどうかを自分で判断するしかない
ってこった。何事も。
鵜呑みにするなって最初言ったけど、自分がそう判断した結果ならば何だって好きに語っていいんじゃない?
間違い結構、勘違い結構。

うーん、これじゃ面白くない結論で終わってしまうな。


じゃあこの話をもう一歩先に進めてみよう。

正しいとされることは本当に正しいのかってのはどうだろうか。

物事についての"正しさ”ってのを考えた場合、仮に嘘情報に踊らされていたとしてもそれを正しいと思ってる人が世の中に一人でも居た時点で少なくも"間違いではない"と言えるんじゃないだろうか。

だから"完全なる間違い"ってのはきっと存在しない。
そういう意味ではどんな情報であっても正しさを含んでいる。


少し言葉遊びみたいになってしまったが、
要は、
"情報が正しいかどうか"というのはとても重要なことだけど、見るもの、判断するものによって簡単に変わるということ。
それに、正しくないことから生まれるもの(勘違いの自信。そこからくる好き、興味)だってある。

無駄なものってないんだなあ。
…こう考えた。



ほんとのほんとに総括。
なんだって楽しければいいじゃない
楽しんだもの勝ち。

これでどうだろ。




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「敗北」って単語一つでここまで考えが膨らむってのもある意味一つの才能なのかなーとか思ったり思わなかったり



Comments(6)

1  びるぱん  2013/04/07 (日) 05:57 ID:rxhun6c15
ちら見して思い出した、野球のサウスポーみたいな語源なんだなと。
(ホームベースからみて、どっち向きっていう表現)

2  シラサヤ  2013/04/07 (日) 12:47 ID:5njRzps15
>サウスポーみたいな語源
おおお、こんなの初めて知った。thx。

何かと何かの文字(単語)をくっつけて新しい単語をつくるってのは世界共通なんだねえ。
その単語がいつしか一人歩きしてそのうち元の意味もよく知らないまま使っちゃうてのは調べたら結構あるんだろうな。

日本の場合、英語をカタカナにして使ったりするから余計に独自の言葉になりやすいんだろうね。



3  びるぱん  2013/04/11 (木) 11:50 ID:T7aNjek15
新語といえば!いつか私もハッカソン参加してみたいですね。

インターネットの普及により、この辺の語の揺らぎっていうのはますます加速しているように感じます。

2chだったり、ニコ動だったり、その出所はいろいろありますが、変な言葉が蔓延してきてますね。私が見てる学生(新入学生)が使う言葉も怪しいものが少なからずありますね。(放置プレイとか)

あとはおそらく、わが国だけの特徴ではないかと思うのが、ゲームやアニメからの引用っていうのが凄く多い気がします。

よく、最近の日本語は美しくないという方もいますが、それはそれ、これはこれで別の問題と考えるべきではないかと。そして、今後、日本語はどんな変化をみせるのか、むしろそちらに興味があります。

4  シラサヤ  2013/04/11 (木) 23:54 ID:798jZ6I15
ハッカソン?初めて聞く言葉だな。

そういえば昔よく@ITみたいなの意識してチェックしてたけど最近さっぱりだった。
いつのまにかアンテナ張らなくなってきた。歳かな…


ハッカソンの定義調べてきた。
「Hack」と「Marathon」を合わせた造語…
ほむほむ…

でもあれだな。
この言葉って日本の場合、そのうちアホ経営者に独自の勝手な解釈されて変な感じで開かれそうだね。

なんつーか、
「ウチの会社はこんな新しいことも取り入れるんだぞー」
「いいアイデアだせよー」
って意識だけでやるみたいな。
会社内で主催されるハッカソンって正直狙いが見えすぎて考えただけでつまらん気がする。

元々の発祥って、その筋の単に好きなもん同士が適当に集まってわいわいやった結果、昼夜を越えてやってしまっただけだろうしね。
「楽しんでやる」ってのが大前提というか。


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新語ってきっと年寄りが作るもんじゃないんだろーな。
※仕掛けて流行らせる新語は除いて

しがらみのない若い子ほど色んなもん自由な発想しそうね。



あーあとあんま関係ないけど2chもニコ動も低年齢化が激しいのぉ。
その辺に新しいビジネスの鍵がありそう





5  名無しさん  2017/04/10 (月) 00:23 ID:iRIVC3U35
的は得るものではなく、射るものです。

6  シラサヤ  2017/04/10 (月) 09:23 ID:2ihEd7w15
「的を得る」「的を射る」
今はどっちも正しいっぽいけどね
> 昨年12月発売の『三省堂国語辞典』第7版に「的を得る」が採録されました。
> ttp://biff1902.way-nifty.com/biff/2014/05/post-8ee7.html

リンク先のコメントみると昔から議論してるみたい
でも語源を想像したら確かに「的を射る」が正しいように思えるな